東日本大震災から15年を迎えて
【鮮明によみがえる福島県知事との会話】
震災から2ヶ月ほどが経過し、たくさんの方が福島第一原発の近くの地域から会津地方に避難されました。そうした方々のサポートのため、私の地元鎌倉の団体が会津に入りました。私もその団体と避難されている方々を激励するために会津へと向かいました。その際、途中で福島市の県庁にも寄りました。県庁で当時の知事、佐藤雄平さんと交わした会話は、今でも鮮明に覚えています。現在の内堀さんも副知事として同席されたのですが、事故に対するやり場のない怒り、そして「復興が本当になされるのか」という疑問が投げかけられました。
【環境大臣として最初の出張は福島県】
震災から13年を経た一昨年、私は環境大臣に就任しました。そして最初の地方訪問のお相手は内堀福島県知事でした。福島第一原発の周辺にも足を延ばしました。震災により発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故。その環境再生に向けた除染により、大量の土壌が発生しました。
この土壌は福島県外で最終処分することとなっています。その作業を進めるためにも、最終処分する土壌の量を減らすことが何より重要です。カギとなるのは放射性物質汚染濃度が低い土壌を公共事業等で利用する(復興再生利用)ことです。また、最終処分・復興再生利用の必要性・安全性の理解醸成が必要となります。まさに、環境省の責務でもあります。
【復興再生土の早期利用の実現を!】
このため、復興再生利用の取組について、私はまずは首相官邸で利用することが肝要と考え、昨年実現しました。しかし、全体量からすれば、まだまだ僅かです。東京ドーム11杯分も存在する除去土壌の内、4分の3は公共事業等で復興再生利用出来る貴重な資源です。早期に復興再生土の利用を大規模に実現し、福島の復興に寄与して参りたいと考えています Tweet





