日本版アポロ計画
人工光合成の早期社会実装に向けた検討会
環境省に「人工光合成の早期社会実装に向けた取組加速化に関する検討会」を設置しました。第一回会合は、令和7年5月13日に開催しました。私は、20年以上前から、植物が行う光合成を人工的に再現することで、二酸化炭素の排出量を削減し、コントロールすることが必要だと主張し続けてきました。これで、ようやく第一歩です。2006年には、スイスのサンガレン大学で開催されたシンポジウムの基調講演で人工光合成の実現による日本の生産性向上をアピールしました。初志貫徹を目指します。
※2 0 0 6 年に浅尾大臣が発表した様子はこちら!
カーボンネガティブの実現
例えて言えば、その昔、人が鳥を見て空を飛べる様になりたいと想い、様々な試行錯誤を経て飛行機を作ったように、植物が行う炭素の固定化作業である光合成を試行錯誤しながら実現する取り組みには夢があります。もちろん、飛行機の飛び方が鳥と異なる様に、人工光合成のやり方が植物の方式と異なっているかもしれません。ただ、太陽エネルギーだけをエネルギー源として、自動車や発電の燃料となりうるエタノールを作ることが出来れば、完全な循環型社会を形成することができ、カーボンネガティブも実現できるはずです。
数十億年前から光合成を行う植物
植物は数十億年前から、地球に降り注ぐ太陽エネルギーを利用して、水と二酸化炭素という地球上どこでも存在する物質を原料にブドウ糖と酸素を作ってきました。一方、人類は、産業革命以降、光合成の結果生成された石炭や石油を経済発展の為に利用してきました。これが現在の地球温暖化につながっているのです。
人類にこれ以上の夢のある話はない!
もちろん、何十億年かけて進化してきた植物の光合成をすぐに再現できるわけではありません。しかし、日本版のアポロ計画として人工光合成を社会実装し、カーボンネガティブで循環型社会を実現出来れば、これ以上に人間の社会に夢をもたらす話があるでしょうか。だからこそ、早期実現を目指すのです。 Tweet





