謹賀新年
大臣の公務として、福島県、石川県、秋田県、大分県、鹿児島県の五県、六回の国内出張をこなし、日本を出てアゼルバイジャンの首都バクーでのCOP29にも参加しました。
少しでも国家国民の為になりたいと心がけ、国内外を駆け巡りました。
今年は我が国が抱える課題の解決に、如何に貢献できるかについて考え続けていきたいと思います。日本の抱える課題は、人口減少社会で一人当たりの所得がさほど伸びていかないという悩みに尽きます。人口が減少しても一人当たりの所得が増えていれば、様々な社会的費用を負担していくことは出来ますが、所得が増えなければ負担の割合を増やさなくてはならなくなり、社会に軋轢が生じます。
所得を増やすには、社会全体の生産性を高めなくてはなりません。その為には、まだ世の中にないものを世に出すことと、既に世の中にあるけどその価値を認めて対価を払ってもらえるものの市場を増やすことが必要です。後者の代表は、近年伸びている訪日観光客、いわゆるインバウンド消費です。環境大臣としては、私が主張して参りました人工光合成の社会実証に令和6 年度補正予算で、初めて予算をつけることが出来ました。人工光合成の完全な実現で地球温暖化を防止することが出来れば、我が国は世界に冠たる再生可能エネルギーの産出国となり、生産性も飛躍的に伸びることでしょう。
一方、我が国では当たり前と考えられる技術、例えば遅滞のない都市鉄道運営ノウハウや豊かな街並みです。それらを、これから発展し所得の増える国や地域に「輸出」することができれば新たな輸出のエンジンとなってくれるはずです。自動車交通を電車に置き換えることができれば交通渋滞を無くし二酸化炭素排出量を減らすこともできます。建物の建設と運営が世界全体の温室効果ガス排出と電力消費の1/3を占めている点を考慮しても、我が国の脱炭素技術を使った豊かな町並みを世界に拡げることは地球温暖化防止への大きな貢献となります。技術とノウハウはあるが、市場が確立されていない。そんな分野を開拓することで日本の生産性向上にもつなげることができます。一年間、全力投球で頑張りますので、本年もよろしくお願い申し上げます。 Tweet





