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活動報告

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議院運営委員長の仕事

  • 議院運営委員長の仕事
先月号の活動レポートで参議院議院運営委員長に就任したことを報告致しました。では、そもそも議院運営委員会とは何をやる委員会か、簡単にまとめました。

議院運営委員会の所管事項
参議院規則第74条において、議院運営委員会の所管事項は、①議院の運営に関する事項、②国会法その他議院の法規に関する事項、③国立国会図書館の運営に関する事項、④裁判官弾劾裁判所及び裁判官訴追委員会に関する事項と定められています。委員は25名で、各会派の所属議員数に応じて、10人以上会派に割り当てられます。現状は、自民13名、立憲5名、公明3名、維教2名、国民1名、共産1名です。理事は、自民3名、立憲2名、公明、維教、国民、共産各1名です。理事会は、従来、議院運営委員長室にて行われていましたが、新型コロナ感染症対策のため第201回国会(令和2年3月31日)で議長応接室に変更して以降、現在も議長応接で行われております。委員会は、従来、議長応接室で行われていましたが、同じく感染症対策の為、第一委員会室に変更して以降、現在も第一委員会室で行われています。

議院運営委員会での質疑
国会法並びに参議院規則、規程、歳費等の議院に関する法規の改正の際や国会同意人事の内所信を聴取する対象である人事院人事官(3名)、会計検査院検査官(3名)、公正取引委員会委員長、原子力規制委員会委員長、日本銀行総裁及び副総裁(3名)の所信の際の質疑以外ではあまり、委員会での質疑は行われません。尚、特殊な事情で最近質疑がなされたのは、新型コロナウイルス緊急事態宣言やまん延防止等の重点措置や安倍晋三国葬儀に関する質疑等がありました。

議院運営委員会理事会の役割
質疑が行われない場合の主な議院運営委員会での審議事項は、議院運営委員会の開催後に開かれる本会議の議事日程等を決めることとなります。従って必ず、本会議開催の前に議院運営委員会が開催され、その前に議院運営委員会理事会が開会されます。議院運営委員会理事会は、本会議の前日にも翌日の本会議の議事日程を決める為に開会されます。委員会・理事会共に、委員長として私が議事進行することになります。
議院運営委員会の所掌の詳細については次号以降にまとめます