大竹 清司 さん : 小坪漁業協同組合 組合長
小坪の活性化を意図して立ち上げた合同会社「こつぼ」で、今年から始めた「キャベツウニ」の取組みを大竹さんに伺いました。
浅尾) 最近は小坪でもウニが増えて、磯焼けの原因になっているとの話ですね。
大竹) はい、昔と比べてウニがどんどん増えています。海水が暖かくなってきているのが原因のようです。
浅尾) ただ大量発生したウニには身が無くて、そのままでは売り物にはならないようですね。
大竹) そうです。そこで県の水産課から話を聞いてウニの養殖化を始めました。地元スーパー「スズキヤ」からも協力をいただいて、売り場に置く際に外すキャベツの外葉をエサにしました。4月から7月まで毎日水温が暖かくなりすぎないように注意しながら育てましたが、なかなか苦労しました。
浅尾) そうして育てて、身の入ったウニがまた好評でしたね。
大竹) 家庭でそのまま食べられるように処理したウニを「スズキヤ」に出したら、「甘みがあって美味しい」と大好評で売り切れとなり驚きました。今年は約1,000個でしたが、来年は倍の2,000個にと、少しずつ増やして行きたいと思っています。
浅尾) 小坪ブランドの一つになると良いですね。
大竹) タコやシラスだけじゃなくて、このキャベツウニも逗子に買いに来てもらう、食べに来てもらえるものにしたいと思っています。
浅尾) 逗子小坪のブランド化につながりますね。素晴らしい取組み、応援しています。