謹賀新年
辰年の今年、私、浅尾慶一郎は還暦を迎えます。まさに歳男です。
今年は、甲辰(きのえたつ)の年になります。甲辰には、「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」といった表現があり、縁起の良さを示しています。
今年がそうなるように尽力したいと気を引き締めております。
高度成長期の甲辰
前回の甲辰は1964年。東京オリンピックを日本が初めて開催した年です。
当時の日本は、高度経済成長の真っただ中。映画『ALWAYS三丁目の夕日』に描かれたような活力に満ち、今日よりも明日が良いのが当たり前の時代でした。
その後の60年を振り返れば、その半分は、「失われた30年」と形容される雌伏の時です。しかしようやく「デフレ脱却」の条件も整いつつあるようです。
だからこそ今年は、この勢いを加速させる政策が必要になります。
歳男の勢いを背負った政治家として、日本経済に昇竜の風を吹かせたいと決意を新たにしています。
ピンチをチャンスに!
もちろん、成熟した社会の経済発展は簡単には実現できません。人口が減少する日本において、高度経済成長期を模してもうまく行くはずはありません。
しかし、いつの時代も「ピンチはチャンス」です。逆転の発想をもって臨めば必ず道は開けます。
今後の日本では、毎年人口が1%ずつ減ってゆきます。そうした人口減少のなか、2%成長が実現できれば、それは一人当たり3%の成長となり、先進国においては目をみはる成果といって良いでしょう。
政治の世界においても課題は山積しています。振り返ればロッキード事件(1976年)もリクルート事件(1988年)も辰年でした。政治の課題にも、ピンチをチャンスに変える発想が必要です。
変化を成長に
幸い、60年前と比べれば社会の透明性は世界各地で高まっています。
今年、日本では福沢諭吉翁から渋沢栄一翁に1万円札のデザインが変わります。この変化をとらえ、日本も「世界で最も現金が使われる経済体」としての不名誉な称号を返上し、キャッシュレスの比率を高めなければなりません。
政治の世界で率先してキャッシュレスを進め、同時に政治の透明性を高めることができれば、怪我の功名となります。
もう一つ、60年前と大きく変わったことといえば地球環境への取り組みです。
世の中の意識も追い風になり、環境への取り組みを成長につなげるようなシステムを構築すべきでしょう。
こうして書いていると日本の未来が明るくなるような気がしてきます。皆さんの期待に応えたい。そんな気持ちで新年を迎え、決意を新たに励みたいと思います。 Tweet