長谷川 太郎 (はせがわ たろう) 先生 : 湘南おおふなクリニック院長
- 十分な距離を保って対談
- 往診先のご家庭で
コロナウィルス感染が疑われる人で高齢者など、自力で外出が困難な方たちに向けて車を使っての移動型PCR検査を始められた長谷川 太郎先生(鎌倉材木座在住)にお話を伺いました。
浅尾) ご自身で軽自動車購入、改造してPCR検査を始められたとのことですが、そのきっかけは?
長谷川) 元々は鎌倉市内の病院でのPCR検査をしていましたが、コロナウィルス感染が広がるようになって、千葉県の医師会でPCR検査を移動式車両で実施し始めたことを聞いて、自分でもやろうと思い立ちました。
浅尾) 移動式で往診検査をやる意味は何ですか?
長谷川) コロナウィルスは発症直後が最もウィルスの量が多いことが判ってきました。発症が疑われるケースでは1日も早く感染を見つけることが大事です。色んなやり方があってよいと思いますが、移動式は外出ができない患者さんのところへ、いち早く行って検査できます。特に高齢者施設などでは、現地へ赴き早期に感染検査をすることで施設の他の方への感染拡大を防げます。
浅尾) 他にもメリットがあるとのことですが、どのようなことですか?
長谷川) 先ず検査は屋外で実施しますので、検査の度に室内清掃などをする必要がありません。車内から透明パネル越しにゴム手袋で検査しますから、感染リスクを減らせます。この方式で検査ができれば、毎回フル装備の防護服が必要な救急隊員の方々の出動が減らすことができ、そうした負担も減らすことができます。
浅尾) なるほど、症状があって不安でも、移動できない方はこの方式で受診して欲しいということですね。
長谷川) はい、今は24時間以内に対応します。症状が出て不安な方、連絡いただければと思います。
湘南おおふなクリニック
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