ワクチンの種類について解説します
先日、コロナワクチンについて投稿した所、いくつかの質問を頂きました。そこで、同級生に聞いて調べてもらった結果を以下にアップします。感染症学会からの情報です。
全部で5種類のワクチンが現在開発されているようです。
1. 従来型の不活性化した(コロナ)ウイルスを注射するもの
これはインフルエンザワクチンと同じ仕組みです。
2. コロナウイルスのスパイクタンパク質を大腸菌に作らせて、それを注射するもの。これは大阪大学の森下先生率いるアンジェスとタカラバイオが開発しています。
3. コロナウイルスのスパイクタンパク質の設計図であるDNAを注射するもの。DNAは細胞内に入ってmRNAに変換されてタンパク質を作ります。
4. mRNAワクチン。mRNAは細胞膜と融合する性質の人工的なカプセルに入れて注射します。ですからmRNAワクチンのアデノウイルスによる副作用はありません。
5. アデノウイルスにコロナウイルスのスパイクタンパク質のDNAを組み込んで注射するワクチン。これはアストラゼネカやジョンソン&ジョンソンが開発しています。
後年障害が出る可能性があるとするなら、3、5のDNAや生きたウイルスを注射するものでしょうか。もちろん、それに対する対策は打ってあると思います。
今大きく報道されてるファイザーやモデルナ(日本は第一三共)は4のmRNAワクチンです。RNAは壊れやすい分子なので、-80°Cなどの超低温で保管しなくてはいけません。