あさお慶一郎(前衆議院議員 神奈川4区)

2006年08月06日 (日)

北朝鮮のミサイル発射に関して

国連の安全保障理事会で北朝鮮非難決議が採択される前に、あるパーティでロシア大使とお会いしました。その際に、大使とこの問題について議論しました。私の方から、「対北朝鮮の国連決議が成功しないと日本国内で国連に対する失望感が高まり、単独行動主義的な声が高まる可能性があります」と話したところ、「そうした単独行動主義的な声を抑えるのが政治家の仕事ではないですか」とやや怒気を含んだ形で切り返されました。

その上で、彼が発言した内容に興味深い話があったのでご紹介します。今回の北朝鮮のミサイル発射について、ロシア政府は北朝鮮に対して事前より警告を行っていた経緯もあり、ミサイルが発射された直後、北朝鮮の駐モスクワ大使をロシア外務省に呼んで詰問したそうです。その際、いつも冷静な北朝鮮の大使が、慌てた様子で「今回は軍部が暴走してミサイルを勝手に発射した」とのことで、「北朝鮮政府は関知していない」と答えたそうです。私は、もちろん金正日総書記は事前に知っていたと思いますが、外国にいる北朝鮮の大使が慌てた様子で言い訳にもならない様な発言をすることに今回の事案の一旦が表れていると思います。つまり、もし北朝鮮内部の体制がしっかりとしていれば、事前に大使にちゃんとした言い訳を準備させたであろうと思います。

もう一点、最近分かったことですが、ロシアは北朝鮮に対して、あまり過激な行動を取ると日本の中で、再軍備の声が高まるので行動を自重する様に要請をしていたそうです。恐らく中国へもそうしたことを北朝鮮に伝えていた事であろうと思いますが、あまり北朝鮮の行動に対し、ロシア・中国の両国が影響を与えていないことも注目に値します。

参議院議員 浅尾慶一郎
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