あさお慶一郎(前衆議院議員 神奈川4区)

2005年01月04日 (火)

謹賀新年

明けましておめでとうございます。今年は3日まで完全にオフにしましたので新年の発行が今日になりました。

平成17年、2005年の幕の開けです。今年は、戦後60年の節目の年であります。戦後が還暦を迎える、あるいは、戦後が定年を迎える年と言い換えても良いかもしれません。

この60年間、日本がめざましい発展を遂げたことは誰も否定できない事実だと思います。そして、その成功の蔭には、様々な理由がもちろんありましたし、そうした成功をもたらす制度の構築に多くの先達が携わって来られました。しかし、どんな制度も年月と共に制度疲労を来すものです。だからこそ、新鮮な発想で新しい制度設計が、今こそ、必要だと考えます。

戦後日本の成功をもたらした根本は、昨日よりも今日、今日よりも明日をより豊かにしようという目標を文字通り全国民共通の目標とすることが出来たからです。大目標の共有によって、国家元首の問題や安全保障の問題等、現在憲法の問題とされている国家にとって本来重要な問題に対して答えを出すことを先送りすることが許されて来ました。大目標の前では、たいした問題ではないと暗黙の内に認識されてきたのかもしれません。しかし、この60年で日本が豊かになると共に、社会も変わって来ました。

学校の現場にも社会の変化は伝わっております。「何故、勉強しないといけないの?」という質問に、子供を納得させる答えを出すことが難しくなったと、ある先生が言っておられました。一昔前であれば、「勉強しないと将来損するよ」と言えば、多くの子供は納得したそうですが、今はそうではない様です。日本全体が右肩上がりの時は、集団から取り残されることは、「損」だったと皆が感じていたのでしょう。豊かになった今は、損得よりも、ちょうど、昨年の流行語大賞が「チョー気持ち良い」という言葉になりましたが、気持ち良いか、良くないかが大事な問題となります。いやな気持ちになりたくないから、勉強しないと言われることが増えたと、その先生は言っておられました。

物質的な豊かさを求める社会から自己実現を求める社会へと変わってきたということかもしれません。政治の務めは、前者の社会のもとでは、なるべく皆が平等に豊かになる様に配分に公平を期すことでした。後者の社会では、物事の予測可能性を高めること、あるいは、行政運営の透明性を高め、説明責任を果たすことが重要になります。つまり、あいまいやごまかしを排し、約束を守り、ルールを明確にすることが、これからの政治の務めとして重要になってきます。換言すれば、最大公約数を目指す政治から最小公倍数を目指す政治に変わってきたと言うことでしょう。

同時に、自己実現の為には、努力も必要で、いやなことにも耐える必要性を教えることも政治の中で必要でしょう。こうした社会の変化を前提にこれからの政治活動に取り組んで参ります。



参議院議員 浅尾慶一郎

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