あさお慶一郎(前衆議院議員 神奈川4区)

2004年10月04日 (月)

政治家に期待されること、政治家が出来ること

10月12日から開催される臨時国会の大きなテーマは政治とお金の問題だ。橋本派への一億円の裏献金、小野清子前国家公安委員長がお手伝いさんを公設秘書としていたこと等様々な問題が報道されている。こうした問題が起きる度に、証人喚問等、国会の場で様々な追求が行われる。もちろん、追求はすべきだが、より大切なのはこうしたことがおきない様な制度作りだ。

制度設計の際に参考とすべきなのは、政治家の本来の責務とは何かということだ。杓子定規に言えば、国会議員の場合は、法律を作ること、予算を作り、その執行を監視すること、そして条約の審議をすることになるだろう。更には、こうした法律等を作るベースとなる政策の立案であり、政策遂行により実現されるべき社会のあり方を考察することだ。一方、有権者の中には、政治家に頼めばよろず何でも出来ると思っている人もいる。陳情政治と政治家本来の役割を不明朗に歪めるのが、政治とお金の問題だと、私は思う。

但し、私はすべての陳情を否定するものではない。どうしても困って、他に相談する所もなく政治家の事務所に来るケースもままある。かつて大先輩に、困っているからこそ相談に来るのだから話は聞くものだと言われたことがあり、事務所としてよろず相談には応じる様にしている。善し悪しは別として、政治家あるいはその事務所と一般の人とで情報量の違いもあるから、情報公開に係るものについては原則すべてお手伝いすることにしている。行政の個別の対応に関わるものについては、不公正な対応がないかどうかという観点から相談に乗ることにしている。そして、出来ること、出来ないこと、自分の取る行動をはっきり伝え、約束したことは守るという当然の姿勢を貫いている。

困っておられる方の手助けが出来れば、政治家としての充実感も味わえる。行政が直接関わることではないが、障害を抱えた方の就職のお手伝いで障害者雇用に取り組まれる民間の会社を紹介することもあるが、こうした際に何とかうまくいけば良いなという気持ちになるのは政治家であろうとなかろうと同じだと思う。要は、不明朗あるいは不公正な形で行政運営を歪めないこと、そして、金銭に関することでは透明性を高めることが大切だ。

参議院議員 浅尾慶一郎

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