あさお慶一郎(前衆議院議員 神奈川4区)

2004年09月03日 (金)

『海外子女教育』座談会に参加して

先日、「40歳になった帰国子女」というタイトルで月刊誌『海外子女教育』の座談会に参加した。海外子女教育振興財団(http://www.joes.or.jp/index.html)の発行の同誌は、現在海外にいるお子さんと海外から帰国されたお子さんの教育問題を中心に扱っている。当日は司会者の方も含め、参加した4人共小学校、中学校、高校までのいずれかの時期を海外で過ごした経験を有しており、それぞれの帰国後の経験を語る座談会であった。

海外の現地校に初めて行く時ももちろん、海外の学校から日本の学校に転校する時も、様々な文化的な摩擦を子供心に経験するのが一般的である。私自身は3歳から7歳までと中学校の2年、3年をそれぞれ米国とカナダの公立校で過ごした経験を持つが、出国時と帰国時にそれぞれ日本と海外の学校の違いから今から思えばたいしたことではないことでも戸惑いを覚えた。小学校2年で帰国当初は給食のパンとマーガリンが駄目で、残さず食べろという先生の目をごまかす為に、机の中に食べ残しのパンを隠して、まわりから汚いと言われる悪循環もあった。中学で帰国した時は本来中高一貫の私立であったので高校1年に進級すべきところ、海外にいたことで中学3年への編入となり、子供心に挫折感を味わった。

様々な経験を積むことはその後の人格形成に影響を与えるが、政治として取り組むべきテーマはそうした経験を有する子供達をスムーズに海外での経験を失わせずに日本社会の中に溶け込ませる環境造りであろう。社会的な多様性と調和がこれからのキーワードであり、そうした観点からの政策遂行が重要だ。

座談会の中で面白く感じたのは、帰国子女の問題が万国共通のものであり、英語ではglobal nomad と呼び、去年米国で世界大会も開催されたことだ。2005年には、日本で世界大会の開催の可能性もあるという。一方、各種議員連盟花盛りの中、帰国子女支援の議員連盟がまだないということであった。いずれにせよ、誰もがその経験を生かしながらいつでも夢に挑戦出来る社会を創ることが私の政治家としての目標でもあるので、この観点からも帰国子女支援の政策実現に頑張りたい。

参議院議員 浅尾慶一郎

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