あさお慶一郎(前衆議院議員 神奈川4区)

湘南の風

「人工光合成、夢のプロジェクト」

2007年04月13日 (金)

私は日本発の国際的なプロジェクトとして人工光合成の推進を目指しております。そして、最近プロジェクト推進に大きな実験的な成功を収めた京都大学生存圏研究所講師の古屋仲先生の話を伺うことが出来ました。同氏の実験は二酸化マンガンを活用して二酸化炭素をホルムアルデヒドに変換する所までは成功しております。

そもそも、私が人工光合成を国が取り組むプロジェクトとして推進しようと思った理由は二点あります。一つは現在推進されてます京都議定書の枠組みでの二酸化炭素排出抑制だけでは地球温暖化を止めるのには不十分だと直感的に判断したからです。もちろん京都議定書の枠組みは必要ですが、世界最大の経済大国、すなわち世界最大の二酸化炭素排出国の米国が加入していないのに加えて、これからも目覚ましい経済成長が見込める中国、インド等の途上国が加わっていない枠組みの下での排出抑制では、地球の周りに溜まる二酸化炭素の総量は増加するからです。我々が経済活動のエネルギー源を石油や石炭等の有機化合物に依存し、経済成長を世界規模で続ける限り排出二酸化炭素総量は必ず増えるのです。日本が途上国に向かって二酸化炭素排出量が増えるから今の生活レベル以上成長するなと言っても彼らがそうした主張を聞いてくれるはずもありません。だから、植物が行う二酸化炭素と水を太陽エネルギーを利用して酸素とブドウ糖に変換する生物化学的なプロセスを人工的に植物の10倍から100倍の効率で行える様にしないといけないと考えました。第二の理由は、植物の行う光合成の過程を解明し、それを人工的に行える様にする研究は初期段階では経済合理性に合わないので税金によって賄われた方が良いからです。

もちろん、研究の果実、特にその研究に付随して判明したことについては特許も国が取得するといった形で国民に対して経済的な見返りもある様にすることも大切です。但し、光合成の過程そのものは特許を取得せず世界中で行える様にすべきです。そして、世界中で二酸化炭素の吸収・固定化を行い、そのごく一部をエネルギー源あるいは食料として利用出来る様になれば真に持続可能な循環型社会が実現します。米国がかつてアポロ計画と称して人類を月に送り出したことと同じ様に、日本発で我が国が世界的に誇れるプロジェクトにしたいと考えています。



参議院議員 浅尾慶一郎

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