あさお慶一郎(衆議院議員 神奈川4区)

湘南の風

「人工光合成への一歩」活動レポート2017年9月号

2017年09月04日 (月)



人類の活動の源になる光合成

今月はちょっと夢のある話をしましょう。
私はかねてより、植物が行う光合成を人工的に行える様にすることが出来れば、我国の国力を高め、環境問題の解決にも寄与すると訴えて参りました。
植物は空気中や水中にある二酸化炭素と水を光のエネルギーだけを使って、ブドウ糖と酸素に変換しております。
太陽のエネルギーを貯めておく材料として、地球上にまんべんなく存在する二酸化炭素と水を活用しているのです。
そして、人類を含めて動物は植物が作ったものを食料として食べ、あるいは、石油や石炭等光合成由来のものを人類は燃料として活用しております。


新たな発見

植物の行う光合成の原理は解明されておりますが、まだ、人類はそれを人工的に効率良く再現出来るには至っておりません。
しかし、少しずつですが、新たな発見も出来ており、人工的に再現出来ることに近づいています。
そうした研究の成果について、国会閉会中に調べて参りました。
私の高校時代の同級生でもある東京農工業大学工学部長三沢和彦教授のグループは兵庫県播磨科学公園都市のX線自由電子レーザー施設(SACLA)で、光触媒に光を当てることで動く電子の動きを10兆分の1秒の単位で観測することに成功しました。


植物より効率よく二酸化炭素を固定化

光合成の原理は、光が植物に当たることで、光のエネルギーが電気エネルギーに変換され、そのエネルギーを使って水を電気分解し、炭素が複数結合した有機物が作られるというものです。
三沢教授等の実験は、光が当たって電流が流れる所の撮影に成功したというものです。
三沢教授の話しを聞いた後に、豊田中央研究所に伺って、我国で最初に光のエネルギーだけを使って、植物より効率よく二酸化炭素をギ酸という有機物に固定することに成功した森川健志シニアフェローにもお話を伺うことができました。


エタノールを作ることで日本を産油国に

残念ながら、ギ酸はいまのままではさほど有用な物質ではありませんが、森川博士は、「炭素が二個結合したエタノールもやがて植物を超える効率で人工的作っていくことも可能になるのでは」との考えをお持ちでした。
エタノールを生成出来れば、それは我国にとってまさに産油国になるような夢のある話です。
また、温暖化の抜本的な対策にもなり得ます。
もとより、私自身は文系の人間ですが、国家プロジェクトとして、そして人類に新たな夢を与えるプロジェクトとして人工光合成の推進を応援して参りたいと考えております。


衆議院議員 浅尾慶一郎

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