あさお慶一郎(衆議院議員 神奈川4区)

湘南の風

「北朝鮮情勢を巡る一考」 活動レポート2017年5月号

2017年05月02日 (火)

「戦略的忍耐」からの転換

北朝鮮を巡る情勢が緊迫しております。
オバマ政権下の米国では、「戦略的忍耐」と言う名目で、北朝鮮の挑発的行動に対して米国は比較的抑制した行動を示しておりましたが、その間に北朝鮮が核兵器及びその運搬手段としての大陸間弾道弾の開発を継続して進めて参りました。
トランプ政権は、前政権の「戦略的忍耐」は失敗だったとして、新たに「あらゆる選択肢を取りうる」と宣言、北朝鮮に影響力を持つ中国により金正恩政権に対する圧力を強め、北朝鮮の冒険的な政策を放棄させようと迫っております。


目的は何か

ここで、我々が考えなければならないのは、目的は何かということです。
目的は、北朝鮮の冒険的行動をやめさせることです。具体的には、核開発とその運搬手段である大陸間弾道弾を含むミサイル開発をやめさせることです。
それに加えて我国にとっては拉致問題の解決も目的になります。
その目的を達成するのに、これまで対話と圧力により北朝鮮と対峙してきましたが、「戦略的忍耐」の「忍耐」の部分を見透かされ、結果的に核弾頭をミサイルに搭載して攻撃できるまでに彼らの技術を高めることを許してしまったのです。


「あらゆる選択肢」と可能性を考える

だとすれば、米国が「戦略的忍耐」路線を修正することは十分理解出来ます。
ただ問題もあります。
まず、本当に「あらゆる選択肢」が取りうるのか、という疑問です。
加えて、取った時に我国の国民や周辺国にどうすれば被害が及ばないようにできるのか。そのためにはどのような選択肢があるのか、という視点です。
日本としても冷静に議論する必要があるでしょう。
そうしたことを具体的に考えれば、北朝鮮はもとより中国にも対朝鮮半島政策において、抑制的に行動するよう、さらに強く迫っていくことが出来るはずです。


我国のメッセージを伝える議論の開始を!

北朝鮮と韓国の国境のすぐ北側には多くの多連装ロケットが実戦配備されており、いったんことが起きたらソウルを火の海に出来ると北朝鮮は宣伝しています。
また、我国全土を射程に収めるノドンミサイルも既に多数実戦配備されていると報じられています。
もちろん、我国の防衛の為にミサイル防衛システムも既に配備されていますが、百発百中と言う訳にはいかないでしょう。
国民の安全を守るという観点からは、鳩山一郎政権の下で憲法解釈上合憲とされ、民主党政権下でもその解釈が合憲として引き継がれている「策源地攻撃能力」、いわゆる敵基地攻撃能力を保持するか否かの議論を我国の国会においても進めてゆく時期かもしれません。
もちろん、国民を守るという観点から冷静に始めなければならないことですが、同時に北朝鮮や中国に我が国のメッセージを届けるという意味でも、早急に始めるべき議論だと考えます。


衆議院議員 浅尾慶一郎

↓画像をクリックするとPDFファイルが開きます

湘南の風 あさお慶一郎の日記

あさお慶一郎 公式SNSサイト

このページのトップへ